2009年10月29日木曜日

スーツケースシンセ完成!

ケースに使ったのは、アステージ(株)製の「アルミツールケース AL-A002」です。

内寸がA4サイズより若干小さいくらいの手頃な大きさです。


内装として緩衝用のウレタンスポンジが貼られています。
このスポンジを全部取り去るか、そのまま使うか悩みましたが、残すことにしました。

そして、パネルの固定方法ですが、アルミのアングルを加工し、
ケースの外から3.5mmの穴をあけ、M3ネジを切ったアングルを3箇所取り付けました。

このとき、スポンジを残しているために外装とアルミアングルの間のスポンジがネジを締めただけ潰れていきます。
これではしっかり固定できないので、長さ4mmのφ3ジュラコンスペーサをかませてアングルを締め付けました。


具合は良好です。



次はパネルの加工です。

今回のパネルの大きさから強度を考慮し、、t2のアルミ板を使いました。

図面を引いてプリントアウトした原寸の紙をパネルに貼り、センタポンチを打って穴あけです。
レベルメータ用のφ2穴は、板に対して真っ直ぐ、しかも指定位置にあけることは、NCボール盤でも使わない限りはまず無理です。
ここは、1.5mmのキリをボール盤のドリルチャックから5mm程出して装着し、キリの”逃げ”を最小限にします。
穴あけ後、板の裏から面取り工具で表面ギリギリまで座ぐります。
こうすることで部分的に板厚が薄くなったわけで、穴の位置修正がしやすくなります。

穴位置がずれた分、棒ヤスリで穴を正しい位置へ拡げていきます。
そして仕上げに2.1mmのキリで穴を整えます。
板の表面はサンドペーパーで平面にならし、面取りはしません。

他の大きな穴、φ7~15はやはり小さめの穴をあけた後位置を修正しながら必要径の穴で仕上げます。



次にパネル表面の印刷ですが、これの説明は別にご紹介します。


VRの取り付けと配線

とにかく付けました。
VRの軸がギザのため、ツマミのポインタ位置を合わせるための取り付け角度合わせが面倒です。



配線はスパゲテーを覚悟の上しました。
まとめて買っておいたツイスト線が活躍しました。






ひとまず、配線とチェックをして遊んでみます。
器楽シンセよりも変態SEシンセを目指したので過激なモジュレーションが掛かるようにVRに付随している抵抗を色々試しました。
製作例でのVRセンターからの100kΩは47kにしたり22kにしたり、所によっては2.2kという値も・・・

遊び倒してようやく完成!!
この段階でもう飽きてる・・・







いやいや、うそです。


強力なモジュレーション系で、無限の音作り。
これぞアナログ!
変態シンセ!

「変態」はイメージ悪いなぁ。



2009年10月17日土曜日

A440回路

かばんシンセにA440発振器を内蔵しようとネットで回路を漁ってはみましたが、簡単そうなものは見つかりません。
そんな中、「tuner a440」で画像検索してみると、キーチェーン型のA440発生器がありました。



これは大ビンゴ!
バラして入れちゃえばいい。


しかし、よく考えてみるとギター用のチューナーを内蔵して、VCOのピッチを常に表示しておけば良いことに気がつきました。
思いついたらすぐ行動!ということで、近所のハードオフに・・・
ありました。コンテナの中に無造作に転がっていたLED式のチューナー。105円でゲット!!



何故LED式か?というと、LEDが好きだから・・・
それもありますが、液晶表示付きだとそのディスプレイをはめ込むスペースがないからです。
LED式ならパネルデザインに合わせて再配置できます。

電池動作は何故かしなかったものの、外部電源で正常に動作しました。



電源はDC9V、しかし、基板上のオペアンプに供給されている電圧を測ってみると約3.6V。
だったら5V電源でも動くのでは?と思ったら、動きました。
ESM-2の基板上には5Vの端子もあるのでそこから電源をもらうことが出来ます。



だんだん、組み立ての準備が整ってきました。

2009年10月16日金曜日

おツマミ

RSコンポーネンツのサイトとメーカーの資料とにらめっこして「おっしゃー間違いない!」と自信満々でカートに放り込みました。

数日後、到着。

よかったあ!正解!

指定通りの品物が届いたので一安心といったところです。

1個36円です。安い!
50個買いました。
これでも大人買いしたと思っています。



手持ちの平軸に入れてみましたが、かなり固め。
少しグリスを塗って入れたほうがいいかもしれません。

注文名はこれです。
ポテンショメータ,アクセサリ,ノブ,6mm,CR-R4-7C6-0D,Dライン用,ラバー付,黒白

RS品番は467-6106

2009年10月10日土曜日

ESM-2n パネルレイアウト



パッチングできるジャックを設けようと思ったのですが、スペースをギリギリまで使ってパッチングしなくてもいいように自由度を高めたつもりです。

VCAにエンベロープアマウントなんて、それは結局OUTPUT LEVELじゃないのか?
とか、実際に配線して確かめたいと思います。

「そんなことやってどうすんの?」というツマミもあるかもしれませんが、まだ机の上の妄想なので軽く流してください。

あと、PROPHET-5のようにA440が出るスイッチがあったら便利かなと思います。
X'TALを使ったA440が出せる回路をググってみましたが、思ったより大げさです。
X'TALを使わなくてもいいので、簡単で安定した回路があればそれを使おうと思います。

2009年10月9日金曜日

LCDオシロ完成



全て組み上がったので、XR-noiz-boxの回路中のいろんなポイントから信号を拾ってみました。
LCDの画面上にグリッドは表示されているものの、正確な値を読むことはできないです。
こんな感じの信号がでている・・・くらいの使い方だったら今のところ間に合います。

XR-noiz-boxとオシロスコープを縦に並べていたら、横幅がピッタリ同じなのに気づき、もうひとつあった無印の救急箱に穴をあけてセットしてみました。
深さは10mmほど余りましたが、蓋も出来ることですし、なかなかのものです。

2009年10月7日水曜日

安くてカッコイイつまみ

nordleadやMFBなどに使われているロータリーボリューム用のノブ(つまみ)をRSコンポーネンツで買うことが出来ます。
このリンクは11mmのDシャフト(平軸)白ラインです。価格も70円と、比較的安価です。




RSの関連ページにはこれより安いツマミがあります。

現時点でのカタログではとても分かりづらく、どの品種がどれなのか判断に迷うと思います。
RSのこのページでは「この商品に関するデータならびに取扱説明書はございません。」
と突き放され、途方に暮れましたが、やっとの思いでカタログを発見。
http://www.farnell.com/datasheets/38919.pdf
http://www.farnell.com/datasheets/314341.pdf

上の写真、一番左(その右は色違い)は
http://jp.rs-online.com/web/search/searchBrowseAction.html?method=getProduct&R=4675866
(6mmスプライン)
※Dシャフトは無いようです




左から3番目の縦すじだけオレンジ(実は赤色)のは
http://jp.rs-online.com/web/search/searchBrowseAction.html?method=getProduct&R=4675917
(6mmスプライン)
ですが、カタログを見る限り、この形でスプラインは存在しないのではないかと思います。
RSに確認する方が良さそうです。
ここのサイトにも載ってないし・・・

http://jp.rs-online.com/web/search/searchBrowseAction.html?method=getProduct&R=4675967
(6mmDシャフト)




残りのツバ付きの4つ(そのうちのオレンジに見える赤色)
http://jp.rs-online.com/web/search/searchBrowseAction.html?method=getProduct&R=4676027
(6mmDシャフト)

※写真から軸径は分からないので6mmと仮定し、6.35mmは省略しました。

以上、覚え書きとしてまとめてみました。

2009年10月6日火曜日

ワンボード・アナログシンセ

1枚の基板に基本的なモノフォニックアナログシンセの回路を詰めこんだ、RJBさん開発/製作のESM-2。
ユーザーはこの1枚の基板から思い思いのパネル設計で組み立てることが出来るというコンセプト。
このプロジェクトの一環で、ベータテストということで基板を分けて頂きました。

Gajeさんでも話題になっていた”スーツケースシンセ”をヒントに、A5サイズの工具箱を買ってきました。

   


そして、ESM-2の仕様書に一例として挙げられていた基板配線図をもとに若干アレンジさせてもらいパネルデザインしてみました。




買い置きしてあったツマミを全て使ってしまいました。
ドラムシンセとはパラメータの数が爆発的に増えてます。
まぁ、いろいろいじるのが楽しいので操作子はあればあるほど良いです。

2009年10月4日日曜日

LCD面白スコープ


秋月のLCDオシロスコープを買ってみました。
これくらいのキットなら簡易的に波形を観察できるのではないかと思います。

予め面実装部品の乗ったキットを注文しようと思ったら既に売り切れ。
面倒だけどその分安かったので、良しとしよう。

1965年生まれの25才だから目はまだ見えます。
せっせとチップを取り付けていこうと思います。

2009年10月2日金曜日

VR、SW揃わない!!

中部地方唯一の電気街、大須では意外と欲しい部品が揃いません。
意外じゃないかもですが・・・。

近年、ツマミものを作るようになってからボリューム(可変抵抗器)を揃えるのに苦労しています。
安価なφ16のボリュームを扱っている店・・・
ボントン、クニ産業、電化パーツ、くらいかな?
しかも、似たような在庫状況。ルートが同じではないか?と思うほどです。

最近は写真のようなマークのものが出回っています。

値はあってもカーブ違い、シャフト形状違い、シャフト長さ違い、何故わざわざバラバラか?いい加減にして欲しい!

長いシャフトは切ったりして・・・(真ん中手前の100KA)
1個2個なら切ってやっても良いが、10個20個はしんどいな。

結局、秋月の通販かアルプスの電即納に頼ってしまう。




トグルスイッチもこれまた然り。

ミヤマのMS-244クラスの大きさで、3PのON-ON、6PのON-ON、3PのON-OFF-ON、たかがこれでも揃わない!
秋月の赤いヤツはあるけど、6Pのレバーが他の3Pより短い! ・・・惜しい!!


今、ネットがなかったら電子工作そのものを放棄してるだろうな・・・。

2009年10月1日木曜日

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ブログ開始時に設定をよく見ていなかったので、外部からのコメントが受け付けないままになっていました。
どなたか、コメント書き込みのテストをお願いします。