2010年9月26日日曜日

Make: Ogaki Meeting 終了

昨日と今日、岐阜県大垣市で開催されたMake: Ogaki Meetingが大盛況のうち無事終了しました。



相も変わらずビー玉装置と音の出る装置と光る装置を可能な限り持ち込み、可能な限り会議机の並べ、可能な限りモーターを回し続けた2日間でした。

来場者が一番始めに目にするであろうホールの入り口正面ど真ん中の一等地に展示スペースを設けて頂き、老若男女問わず大勢の方々が見に来られました。


(kaseo氏の下僕、黄色い物体の左がdenha's channelのブース)

ビー玉装置は絶え間なく稼働させいたので、リタイアがいくつも出ましたが、それらをメンテナンスし、より壊れない装置に近づける工作が醍醐味の一つのように思います。

LEDバッヂの方はと言うと、まず見た目の華やかさからレンズを向ける人が後を絶たず、売れ行きは一日目1個、二日目は8個という結果でした。ある60歳前後のおじさんにLEDレベルメータバッヂを購入頂いたのですが、人前でオカリナを演奏するときにこのバッヂを付けるのだそうで、人とは何か違うことがしたいのだと、とても満足そうでした。

さて、前回のMakeでは一つも売れなかったドラムシンセ、XR-NoizBoxIIですが、なんと今回はチップチューンをやっていらっしゃる方に1台売れました。ライブ出演の時に使ってくれるそうです。

今度のMake、MTM06は11月20,21日ですが、2日目を見学する予定です。出展は来年の春になると思いますので、それまでビー玉装置のメンテナンス、新作づくりに励みます。

ご来場くださった方々、参加者の皆さん、そして運営の皆さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

2010年9月19日日曜日

Make: Ogaki Meeting

いよいよ来週末、岐阜県大垣市でMake: Ogaki Meeting が開催されます。

電子工作を中心としたモノ作りの人たちが集まるお祭りです。

http://makeogakimtg.org/
2010年9月25日[土]12:00-18:00/26日[日]10:00-18:00
場所:ソフトピアジャパンセンタービル3Fソピアホール
入場無料

会場内ソピアホール3Fにて「denha's channel」という看板で出展します。

また、自作ドラムシンセ XR-NoizBoxII、自作LEDバッヂを販売します。

















会場でお会いしましょう!

2010年8月19日木曜日

MINTIA LED Flashlight

以前からコンパクトフラッシュメモリーのケースをLEDライトにしようと考えていましたが、そのうちフリスクのケースに目が移り、いや、ミントは食べられないということでミント味の薄いミンティアのケースにライトを仕込もうと思い作業開始!
まず、工房の引き出しから部品を集めてきました。350mA/hのリチウムポリマー充電池、3035白チップLED、チップ抵抗、基板片、などなど・・・。そして、今回の主役は意外にもスイッチ基板。この類の自作ライトには電源スイッチとしてスナップSWやスライドSWなどの接点が移動するタイプを使います。でもこの基板を使うとスイッチを押す毎に点灯消灯できます。
基板の元は非ダイソーの100円ショップで見かけるランタン型のLEDライトです。



よくある他のモノは「点灯、点滅、消灯」の3態が多いです。しかしこのライトは「点灯、消灯」の2態、今まで有りそうで無かった珍しい仕様です。この基板を使えば、電源スイッチを製作物の筐体から露出させることなく外から何らかの方法で内部のスイッチを押してやればいいわけで、色んな意味で都合が良くなります。



ミンティアのケースは内部のタクティルスイッチを押すのにちょうど良いフィーリングです。基板片にはチップLEDが5個並ぶようにパターンを決め、Pカッターで彫っていきます。あとは各部品を載せ、あの基板も配線して内部ユニットの完成です。



ケースの加工は内部の不要部分をカットしただけです。何と言ってもお菓子の出口を充電ポートにしたことが自分的にヒット!

2010年8月1日日曜日

TR-606 リペア&改造

購入から30年近く経つローランドのアナログリズムマシンTR-606。大体この手の機材は年数が経つに連れてキーの反応が悪くなってきます。そこで一つはキースイッチの交換。スイッチを交換するならLEDも好きな色に・・・着色レンズの高輝度タイプが在庫してるぞぉ!そして以前からやってみたかった改造として外部トリガー出力の増設。先日、アナログシーケンサを作ったときにCVを取り去ったステップシーケンサを作ろうと思ったのですが、複数のチャンネルが欲しかったので思案していたところ、TR-606をそのまま利用してトリガー出力を増やせばよいということになり、今回の改造に。そうなると必然的にmonakaも入れちゃおうという流れになりました。MIDIクロックイベントを連続パルスに変換できる、もあさん開発のPepper-monaka。これは機能の一部ですが、このようにパソコンとDIN-SYNC機器や自作シーケンサが同期できるようになる待望のデバイスです。この3点の改造にてTR-606をグレードアップしました。


キースイッチ、LED交換-------

アルプス電気のタクト スイッチ、SKHCシリーズ(12mm□)のSKHCAA」という型番のものです。これを21個用意しました。スイッチのハンダをはんだ吸収器で取り除きます。片面基板なので除去しやすいです。そして新品のスイッチを取り付け。

青色LEDは秋月で売られている着色LEDを利用しました。少ない電流でも明るく点灯します。個人的には3連系は使わないのでこんな配置にしました。


トリガー出力増設-------

回路図でLT、HTの出力回路を見ると、AN6912というコンパレータを使ったモノマルチが入っています。オシロで波形を観察すると、1段目でヒゲのように短かかったパルスにディケイが付き、次段で波形整形して入力よりも長いパルスになっています。既存回路は100msに伸びてますが、手持ちのLM339でブレボした回路では20msだったので、もうちょっと長めにとR143、R144を倍の1MΩにして40msにしました。
LTとHTを除く5つの内蔵音源とアクセント用パート計6回路分作って筐体内に収めるため、面実装部品で基板をデザインしました。




monakaの仕込み-------

monakaと言えばUSB端子、さてどこへUSB端子を付けようかと筐体内の空間を物色した結果・・・ない!
仕方なくmonakaを筐体外へ出すことにしました。USB Aタイプ♂→小箱→DIN5pin♂という姿を想像していた矢先、DINコネの中にmonakaの回路入りそう♪ と思い立つ!

そして出来たのがこれ。一見USBとMIDIのコネクタがくっついたケーブルに見えます。この場合MIDIじゃなくてDIN-SYNCですが・・・





今年のアナログシンセビルダーズサミット用にMIDIホストとしてのネットブックを購入しました。これでMIDIクロック出しをしたのですが、上手く同期しません。原因は調査中ですが、サミットまでには完成させたいです。

2010年7月23日金曜日

コピー出回る!?

数年前からマーブルマシン、ボールマシンを作ってはyoutubeにアップしているが、最近ぼちぼちと真似をしてくださるファンの方々がいらっしゃる。


まず、ぼくのオリジナル作品。


国内ではこの方。


BAKUさん、年齢はなんと79歳!
mtm05の会場で実際にお会いしました。




続いてはこちら。

アルゼンチンの強者。
電飾も施していて見た目も綺麗。
わたしまけましたわ!


そして極めつけがこちら。

その前にオリジナル作品 (5:30から)


これが驚愕のコピー作品!!
一目見るなり、「撮った覚えのない動画が上がってる?」
そしてニセモノのと気づいて大笑い!

基台の板を厚いものにして電源を内蔵しているっぽい。
動画の終わりの方、トラックを切り替えてボールが板の中に収納されていくのがわかる。
オリジナルを超されて嬉しいやら悔しいやら・・・



オランダのAlexeyZhukovin さん、今後目が離せない存在だ。

2010年6月22日火曜日

量産型ボールマシンを考える

この手の工作は多くの場合、「marble machine」(マーブルマシン)、直訳するとビー玉機械となりますが、これはビー玉ではなくステンレスボールなのでボールマシン=ボール機械とでも呼ぶのでしょうか?
youtubeで公開していると、「I would buy one」 「I'd totally buy this. are you planning on making more that you might sell?」などのコメント文が見られ、欲しがる人が結構いることが分かります。しかし、どれも一品モノなので手放すわけに行かず、ディスプレイ越しに鑑賞してもらうか、また最近ならMakeに出展するので会場で実物を見て頂くことしかできません。仮に人の手に渡ったとしても、その人が機械に対してメンテナンスの技術を持ち合わせていなければ、調子が悪くなったり動かなくなってしまったら、そこでもう終わりになります。
そこで、スペースワープ(ボール転がし玩具)が扱える程度のスキルを持った人向けを想定した小規模のボールマシンを作ってみました。



リフト部

ベースには100x100の朴木(ほおのき)を使います。その上に簡単なリフト機構であるホイールを立てるのですが、今回は板に少し埋め込みます。こうするとホイールへのボール導入口としてベース自体にスロープを作ることが出来ます。






ノミと彫刻刀を駆使します。

ホイールにボールの入る穴をあけます。ボールの直径は7.14mm(9/32インチ)なので8mmのキリを使います。ホイールに対して若干斜めに穴があくようにジグを作りボール盤にセットします。ホイールは丸のまま売られているのですが多くの場合真円ではないので外形を基準に穴位置は決められません。あくまで中心から等距離であけなければいけません。CADで図面を引き、ホイールとなる丸板にそれをプリントアウトしたものを貼り付けます。そして慎重に穴をあけていきます。深さはボールがすっぽり隠れるくらいです。穴数は適当です。今回は10個にしました。


穴あけジグ


図面を貼って印を打つ


穴あけ断面図









ホイール駆動部

ホイールを回転させるには、小さなタイヤを回してホイールの外周に接触させ伝達するという非常にスマートな方法です。ギヤモータはいつもの通りgizmoszoneで購入しました。香港の模型パーツ通販サイトのようです。国内でも超小型ギヤモータを製造しているところはありますが、高精度ゆえ非常に高価なのでボールマシンのような工作には気軽に使えません。


香港より到着


GH810136V3L

今まで十数個買ってましたが、回転音の静かな7000rpmがギヤヘッドで50rpmになるタイプのGH810136V3Lが良いでしょう。やはり、ボールの転がる音も楽しむ工作ですからモーター音は無いのが理想です。しかも今回は1.5v駆動ですから本当に静かです。ですがこのギヤモータは出力軸に多少のブレがあるという欠点があります。指で触るとよく分かりますが、「グラグラ」感があります。軸に対して横方向から荷重のかかる今回のような使い方には別途ベアリングを用意し軸の先端をそれで受けるように工夫します。モーターユニットが出来たらホイールの外周にタイヤが適度な圧力で触れるようにスプリングを設け、ユニットが揺動するようにします。


小タイヤにはタミヤのミニ四駆用17mmアルミベアリングローラーを流用
ローラーのベアリングを外して木片に埋め込む
ローラーにはタミヤプーリーセットのブッシングをはめ込む


スプリングの取り付け


0:09より揺動部のアップ





完成


ここまで解説しているうちに量産は到底ムリと悟る。

この後、下り部も長いので次回また・・・

2010年6月11日金曜日

Pepper-monakaで遊ぶ

MIDIをベースとしたフィジカルコンピューティング用のプラットフォームを開発していらっしゃるもあさんより、パソコンからMIDIクロックを取り出すことが出来るプログラムが書き込まれたPepper-monakaのモニターをさせて頂いています。つい最近までtwitter上で機能追加や要望、実際にPCにつないだ上でのテストなどを繰り返し、ようやくfixしようとしています。

※今回試用したmonakaはテスト版であり正式リリース品ではありません。

さて、monakaとは「morecat.lab」をご覧頂くと分かると思いますが、コンピュータと物理的(physical)な物体をUSB-MIDIでつなぐインターフェイス装置です。今回はmonakaの中でも一番小さな規模であるPepperを使ってMIDI同期式アナログシーケンサを作りました。超小型のPepperはこのような自作機器に組み込みやすく出来ています。今回のMIDIクロックを取り出すPepperのプログラムはもあさん製ですが、プログラム次第で様々な使い方が出来るようです。彼の著書もあるので、これを機にフィジカルコンピューティングの世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

Gainer互換Pepperでフィジカル・コンピューティング 桑田 喜隆 著 CQ出版

今回モニターをさせて頂いたきっかけは、ドラムシンセ XR-NoizBoxIIを試作したときに、Ginger-monaka(中規模monaka)があればパソコンからトリガーパルスが取り出せるという話を伺い、「じゃぁ付けてみるー」と軽い気持ちでGingerを分けて頂いたことが始まりでした。しばらくして、もあさんに「MIDIクロックが取り出せたらLFOと同期できたりするよねー」と話が発展し、トリガーとMIDIクロックだけならPepperで十分ということで今に至ったわけです。



ぼくの場合、いつも入れ物ありきなのでちょうど良さげなケース探しから始まります。一番のおきにーが無印良品のPP(ポリプロピレン)ケースです。Pepperの活用例という意味合いもあって最低限4ステップの電圧設定用ボリュームが4個並べられるPPピル・ピアスケースを利用しました。

部品ストックの中からユニバーサル基板を取り出し、部品を適当に配置して配線。製作過程の様子はエラく端折りましたが、ろくに回路図を書かずに作業したので思ったより手こずりました。以前、16ステップのアナログシーケンサを作ったときにちょっと要領を得たこともあり、今回はオートリセット回路を付けました。Pepperからパルスが来なくなったらカウンタにリセットを掛けちゃおうというものです。リセットの仕組みは、連続したパルスがひとかたまりのHロジックレベルになるよう、エンベロープフォロワを通します。ネットを漁っているといくらでも出てきますがC-MOSインバータのみで作られていた方が何かと都合が良いのでこれを参考にしました。それで得たリセットパルスをバイナリーカウンタの4024のリセット端子に放り込みます。

都合が良いというのはその回路の出力段に微分回路を設けたので、その波形を整形するためのゲートが必要だったり、GATE出力の極性を両方用意するのにも使います。リセットまでの時間はC1によって決まりますが、ちょっと長めですので適宜変更しても構いません。
電圧切り替え(シーケンス)には4ステップなのでC-MOS 4000シリーズの4052を使いました。4つ切り替えのスイッチが2組内蔵(但し制御は1系統)されていますので、ボリューム用とLED用でピッタリです。
今回の用途のPepperはパソコンから送られてきたMIDIクロックを分周する働きをしますが、分周比の設定をコントロールチェンジにて行います。MIDI規格では4分音符あたり24のパルスを送ることになっていますので4分音符のパルスを得たい場合はMIDIクロックを24で割ります。16分音符でしたら6という具合です。さて、4つ並んだボリュームですが、4024にリセットが掛かった場合4番目のボリュームに止まるようにします。スタートでパルスを数え始めるので4番目の次の1番目からシーケンスが進みます。
ケースの厚みがギリギリなのでCVとGATEの端子には面実装タイプの3.5mmミニジャックを使いました。1.0mmの片面生基板を切り出し、Pカッターでスジ彫りパターンを作りました。あとはケースに穴加工を施して完成です。

ステップ表示のLEDは敢えてパネルに出しません。半透明なケースの中でぼんやり光る様子が美しいのです。

電源はUSBバスパワーなので電池が不要です。


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