2011年7月2日土曜日

切り紙ヒコーキで健康生活



今を遡ること約35年前、書店で風変わりな本を見つけたのがそもそもの始まりでした。
「子供の科学別冊 よく飛ぶ紙飛行機集」なる切り抜く本です。
小学5年生頃でしたからお金の持ち合わせもなく、いったん帰宅して母親に小遣いをもらって買ったのを思い出します。
これをきっかけに近所の友達数人にも広まり、ちょっとしたブームになりました。

その後いつまでやっていたか記憶がないですが、社会人になってからも思い出したように切り抜く本の残ったページでヒコーキを組み立ててはちょこちょこ飛ばしていました。

そしてつい最近、たまたま近所の河川敷に行ったときに切り紙ヒコーキを飛ばしていた御年輩に誘われ7~8人の愛好者の方々とご一緒することに・・・。

ぼくのヒコーキはカタパルトのゴムを思いっきり引っ張って飛ばすと宙返りするのですが、先輩方は空高くまっすぐ上昇していく、垂直上昇機ということらしい。


なんでも、空高く上げてゆっくり滑空するように翼を調整するそうです。

今まで自分の常識だった翼の断面を湾曲させる・・・キャンバーをつけると言いますが、それにはキャンバーをつけない、もしくはわずかにしかつけない。これで宙返りしなくなると言うのです。
これには驚きました。キャンバーをつけないと飛ばないと思い込んでいましたから・・・。

垂直上昇させててっぺんで水平になればそのまま滑空するわけですが、下を向いてしまうと真っ逆さまに落ちます。その辺の調整に垂直上昇機の醍醐味があります。

もうひとつ、タイトルの通り、飛ばした機体を回収するときに歩きます。
とにかく歩きます。4時間とかw・・・
ウォーキングと同じ効果が期待できるわけで、それなりに運動不足解消になると思います。

先輩方とご一緒するようになってから垂直上昇機の魅力にとりつかれ、早朝の部活動(?)で顔は真っ黒ですw


作っては壊しで現存する機体


今年に入ってから、東急ハンズでケント紙を買ってきて自作するようになりましたが、
先輩方と情報交換する中で、ケンラン紙というとても丈夫なボード紙を通販で購入するようになりました。

紙飛行機デザイン工房で225kgケンラン紙を購入しています。

機体を収納と&キャリングできる段ボール製ケース。


滞空時間を計るストップウォッチ付きゴムカタパルト。
ラミン丸棒に百均のストップウォッチをくっつけ・・・


スタート/ストップボタンの接点から配線で引っ張ってきて棒の先端にタクトスイッチを埋め込み・・・


配線は、一度丸棒を縦に割って内側に溝を掘り電線を這わせてから元通り貼り合わせました。
機体を発射したと同時に棒をギュッと握れば計測が開始できます。


そして、リセットボタンは下部に増設。
こうすることで棒を握ったまま、おなかでリセットできるというわけです。


何をやるにしても(電子)工作が介入してくるのが面白いです。

これからの時期、日焼け止めの工夫をしないと本当に”まつざきしげるいろ”になってしまいますね。