2010年8月19日木曜日

MINTIA LED Flashlight

以前からコンパクトフラッシュメモリーのケースをLEDライトにしようと考えていましたが、そのうちフリスクのケースに目が移り、いや、ミントは食べられないということでミント味の薄いミンティアのケースにライトを仕込もうと思い作業開始!
まず、工房の引き出しから部品を集めてきました。350mA/hのリチウムポリマー充電池、3035白チップLED、チップ抵抗、基板片、などなど・・・。そして、今回の主役は意外にもスイッチ基板。この類の自作ライトには電源スイッチとしてスナップSWやスライドSWなどの接点が移動するタイプを使います。でもこの基板を使うとスイッチを押す毎に点灯消灯できます。
基板の元は非ダイソーの100円ショップで見かけるランタン型のLEDライトです。



よくある他のモノは「点灯、点滅、消灯」の3態が多いです。しかしこのライトは「点灯、消灯」の2態、今まで有りそうで無かった珍しい仕様です。この基板を使えば、電源スイッチを製作物の筐体から露出させることなく外から何らかの方法で内部のスイッチを押してやればいいわけで、色んな意味で都合が良くなります。



ミンティアのケースは内部のタクティルスイッチを押すのにちょうど良いフィーリングです。基板片にはチップLEDが5個並ぶようにパターンを決め、Pカッターで彫っていきます。あとは各部品を載せ、あの基板も配線して内部ユニットの完成です。



ケースの加工は内部の不要部分をカットしただけです。何と言ってもお菓子の出口を充電ポートにしたことが自分的にヒット!

2010年8月1日日曜日

TR-606 リペア&改造

購入から30年近く経つローランドのアナログリズムマシンTR-606。大体この手の機材は年数が経つに連れてキーの反応が悪くなってきます。そこで一つはキースイッチの交換。スイッチを交換するならLEDも好きな色に・・・着色レンズの高輝度タイプが在庫してるぞぉ!そして以前からやってみたかった改造として外部トリガー出力の増設。先日、アナログシーケンサを作ったときにCVを取り去ったステップシーケンサを作ろうと思ったのですが、複数のチャンネルが欲しかったので思案していたところ、TR-606をそのまま利用してトリガー出力を増やせばよいということになり、今回の改造に。そうなると必然的にmonakaも入れちゃおうという流れになりました。MIDIクロックイベントを連続パルスに変換できる、もあさん開発のPepper-monaka。これは機能の一部ですが、このようにパソコンとDIN-SYNC機器や自作シーケンサが同期できるようになる待望のデバイスです。この3点の改造にてTR-606をグレードアップしました。


キースイッチ、LED交換-------

アルプス電気のタクト スイッチ、SKHCシリーズ(12mm□)のSKHCAA」という型番のものです。これを21個用意しました。スイッチのハンダをはんだ吸収器で取り除きます。片面基板なので除去しやすいです。そして新品のスイッチを取り付け。

青色LEDは秋月で売られている着色LEDを利用しました。少ない電流でも明るく点灯します。個人的には3連系は使わないのでこんな配置にしました。


トリガー出力増設-------

回路図でLT、HTの出力回路を見ると、AN6912というコンパレータを使ったモノマルチが入っています。オシロで波形を観察すると、1段目でヒゲのように短かかったパルスにディケイが付き、次段で波形整形して入力よりも長いパルスになっています。既存回路は100msに伸びてますが、手持ちのLM339でブレボした回路では20msだったので、もうちょっと長めにとR143、R144を倍の1MΩにして40msにしました。
LTとHTを除く5つの内蔵音源とアクセント用パート計6回路分作って筐体内に収めるため、面実装部品で基板をデザインしました。




monakaの仕込み-------

monakaと言えばUSB端子、さてどこへUSB端子を付けようかと筐体内の空間を物色した結果・・・ない!
仕方なくmonakaを筐体外へ出すことにしました。USB Aタイプ♂→小箱→DIN5pin♂という姿を想像していた矢先、DINコネの中にmonakaの回路入りそう♪ と思い立つ!

そして出来たのがこれ。一見USBとMIDIのコネクタがくっついたケーブルに見えます。この場合MIDIじゃなくてDIN-SYNCですが・・・





今年のアナログシンセビルダーズサミット用にMIDIホストとしてのネットブックを購入しました。これでMIDIクロック出しをしたのですが、上手く同期しません。原因は調査中ですが、サミットまでには完成させたいです。