実を言うと、現改造では440Hz発振音は内蔵スピーカのみでヘッドホン端子からは出ません。”本体のみで完結”という改造方針に沿ってはいますが、実際のお披露目の場での外部スピーカ接続は必須というわけで、monotron回路中の入力ポイントを真剣に探ってみました。
aux端子に平行して接続・・・
monotronのauxはステレオ受けするようになっています。内部では10kΩの抵抗でミックスされているのでその横に並ぶように新たな10kΩをつけて440を入力してみました。すると、リボンを押さないと音が出ません。aux端子にプラグを差すとゲートを開きっぱなしになる仕掛けがあるようで、440ボタンでその音を個別に出したい場合、ゲートも同時に開けなければいけません。
では、ゲートも同時に開くようにtakedaさんのページ(ソースはmasa921さん)を参考に回路を追加しました。今度はなんと440ボタンを押しただけでmonotronのVCOの音も出てしまいました。それもそのはず、CVを指定しないままゲートを開くので最低のCV(電圧)の音程でVCOが発音するのです。これもダメでした。
あとはボリューム直前のポイント探しです。基板のパターンを追っていくと、peakボリュームの3端子のうち向かって左からボリュームに入っています。と同時にここからVCFの入力にフィードバックしていることも分かります。ここに440を入れることにします。5端子あるボリュームのGNDのとなりの端子付近をパターンカットして10kΩを挿入します。そして同じ端子に440回路からの線をつなぎます。440回路の出力段に設けたCRフィルタの値を調節してちょうど良いバランスになりました。
これで本当に改造が完了しました。MTM05が待ち遠しいです。
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