ケースに使ったのは、アステージ(株)製の「アルミツールケース AL-A002」です。
内寸がA4サイズより若干小さいくらいの手頃な大きさです。
内装として緩衝用のウレタンスポンジが貼られています。
このスポンジを全部取り去るか、そのまま使うか悩みましたが、残すことにしました。
そして、パネルの固定方法ですが、アルミのアングルを加工し、
ケースの外から3.5mmの穴をあけ、M3ネジを切ったアングルを3箇所取り付けました。
このとき、スポンジを残しているために外装とアルミアングルの間のスポンジがネジを締めただけ潰れていきます。
これではしっかり固定できないので、長さ4mmのφ3ジュラコンスペーサをかませてアングルを締め付けました。
具合は良好です。
次はパネルの加工です。
今回のパネルの大きさから強度を考慮し、、t2のアルミ板を使いました。
図面を引いてプリントアウトした原寸の紙をパネルに貼り、センタポンチを打って穴あけです。
レベルメータ用のφ2穴は、板に対して真っ直ぐ、しかも指定位置にあけることは、NCボール盤でも使わない限りはまず無理です。
ここは、1.5mmのキリをボール盤のドリルチャックから5mm程出して装着し、キリの”逃げ”を最小限にします。
穴あけ後、板の裏から面取り工具で表面ギリギリまで座ぐります。
こうすることで部分的に板厚が薄くなったわけで、穴の位置修正がしやすくなります。
穴位置がずれた分、棒ヤスリで穴を正しい位置へ拡げていきます。
そして仕上げに2.1mmのキリで穴を整えます。
板の表面はサンドペーパーで平面にならし、面取りはしません。
他の大きな穴、φ7~15はやはり小さめの穴をあけた後位置を修正しながら必要径の穴で仕上げます。
次にパネル表面の印刷ですが、これの説明は別にご紹介します。
VRの取り付けと配線
とにかく付けました。
VRの軸がギザのため、ツマミのポインタ位置を合わせるための取り付け角度合わせが面倒です。
配線はスパゲテーを覚悟の上しました。
まとめて買っておいたツイスト線が活躍しました。
ひとまず、配線とチェックをして遊んでみます。
器楽シンセよりも変態SEシンセを目指したので過激なモジュレーションが掛かるようにVRに付随している抵抗を色々試しました。
製作例でのVRセンターからの100kΩは47kにしたり22kにしたり、所によっては2.2kという値も・・・
遊び倒してようやく完成!!
この段階でもう飽きてる・・・
いやいや、うそです。
強力なモジュレーション系で、無限の音作り。
これぞアナログ!
変態シンセ!
「変態」はイメージ悪いなぁ。
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